まんもす太郎のどうでもいい話

30代会社員が、ラスベガス観光の魅力と無駄な考察を綴ったブログ

【2018年GW ラスベガス旅行(30)】6日目:『LOVE(ラブ)』鑑賞でほっこり

2018年のゴールデンウィークに夫婦で行ったラスベガス旅行6日目。『Ruth's Chris Steak House(ルースズクリスステーキハウス)』でおなか一杯ステーキを堪能した私たち。

その足で、ストリップを挟んで向かいのホテル、Mirage(ミラージュ)に向かいました。お目当ては、シルクドソレイユのショー『LOVE』の鑑賞です。

 

 

LOVEについて

『LOVE』は、カナダのサーカス集団、シルクドソレイユが手掛ける、全編Beatles(ビートルズ)の歌をバックに展開されるショーです。シルクの創始者とジョージハリスン(Beatlesのギタリスト)の間に親交があったことから実現した、Beatlesファンにとってはまさに夢のショーです。

公演場所は、フォーコーナーから少し北に行ったところにあるホテル、Mirage(ミラージュ)です。場所はこちら。


公演時間等の詳細は下記の通り。
開演時間:19時~、21時半~
休演日 :火、水
料 金 :$86.11~$186.20

このショーの特徴として、劇場の形が少し変わっています。
通常は、映画館のように前方にステージがあるのが普通ですが、こちらの劇場は、ステージが中央にあり、それを取り囲むようにシートが配置されています。実際に見るとどんな印象なのか、楽しみです。

会場のホテル、Mirageは、MGMグループ系列のホテル。以前ご紹介した『Ka』同様、こちらも同グループが配信している無料オンラインゲーム『My Vegas』の特典を受けられるのです!

www.mammoth-taro.com


私たち夫婦もそろってこの特典を利用し、無料で鑑賞します。

 

劇場に行ってみました

Ruth's Chris Steak Houseのあるホテル、Harrah'sから、劇場のあるMirageまでは、徒歩で移動です。ストリップの向こう側に見えています。 

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昼間見た印象とは違って、『LOVE』の広告が妙にしっくりきている気がします。

Mirageは、南国がテーマのホテル。ホテル内に動物園があったり、巨大プールがあったりと、何となくファミリー層向けのホテルをイメージしていたのですが、実際に中に入ってみると、意外とシックというか、大人でも居心地のいい雰囲気を感じました。

全くノーマークでしたが、MirageもMy Vegasの特典で泊まることが出来るため、次回の宿泊先候補に挙げて良いかもしれません。立地も悪くないですしね。

ホテルの南側から、Callifornia Pizza Kitchen(カリフォルニアピザキッチン)等が並ぶレストラン通りを通過、カジノフロアを左奥に行ったところが、劇場の入り口です。

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私たちが劇場付近に到着したのは、開演30分以上前でしたが、既にこのように人だかりが出来ていました。

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ユニオンジャック柄の天井の先、虹色の通路を通ると、劇場に繋がっています。

 

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たくさんの方が、この周辺で記念撮影をしていました。

 

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会場入り口前の軽食&ドリンク売り場です。そういえば、劇場内でここで買ったと思わしき巨大ポップコーンを手にしている人を何人か見かけました。私たちはお腹いっぱいのためスルー。

こちらがLOVEの劇場の様子です。

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半透明のカーテンとスモークでちょっと見えにくいですが、劇場がドーム型であることがお分かりいただけると思います。私たちは最後列の席でした。

カーテンで仕切られ閉鎖的な空間が、逆に想像力を掻き立て、期待を高める効果があります。

他のショー同様、演者が開演前から会場を温めに来るのですが、過度に客席をあおるようなことはしません。ピエロのように陽気におどけてやってきては帰っていく、という不思議な世界観。今まで見たシルクとは、明らかに違う雰囲気に、どんなものが見られるのか期待が高まります。

 

感想

率直に言って、私は1時間30分、十分に楽しませて頂きました!
妻は圧倒的に『Michael Jackson : One(マイケルジャクソン:ワン)』の方が良かったと言っていたので、感じ方には個人差があると思いますが、私は二択なら断然、『LOVE』派です。

このショーを一言で表すのは難しいのですが、敢えて表現するなら、『色んな”Love and Peace”の形を、とことん自由に表現した作品』ですね。

『Michael Jackson : One』が、ダンスと派手な演出で観客の興奮を誘うショーだとすると、『Love』は、ステージ上で表現された世界観に観客を引き込むタイプのショーだと言えると思います。

『Michael Jackson : One』は、ベースにマイケルジャクソンの歌と踊りがあり、そこにシルクの身体的パフォーマンスを肉付けし、ショーとして昇華させた作品です。マイケルのショーマンとしての個性・カリスマ性が強すぎて、良くも悪くも、あまりそこから逸脱出来ないんですよね。

対して、『Love』は、より自由度の高い作品だと言えます。演出の一部に、Beatlesファン感涙ものの仕掛けはあるものの、メンバーは頻繁には登場してきません。歌詞の意味や曲のイメージの方に焦点を当て、色んな表現方法でそれを具現化し、ショーとして成立させている点が『Michael Jackson : One』と大きく異なります。

ある時はぴったりと息の合ったダンスで、ある時は寸劇やコミックショーで、ある時はアイスダンスさながらの優雅なワイヤーアクションでというように、表現に幅があり、ステージングにも高さと奥行きがあり、最後まで飽きさせません。観ていてワクワクするような仕掛けが随所にありました。

いい意味で、おもちゃ箱をひっくり返したような雑多な感じが、かえって強烈な個性としてこのショーを印象付けている気がします。

息をのむアクロバットや、派手な演出による興奮を追及したい方には、『Love』はあまり向かないと思います。もちろんそういった演出もないわけではないのですが、他にもっと凄いのあるよ、ということです。

騒々しいよりはほっこりした雰囲気がお好きな方、Beatlesのファンという方、はたまた一通りシルクのショーは観て、変わったショーを見たい方なんかにお勧めしたいです。想像力を働かせて、メルヘンともシニカルともいえるこの独特の世界観を是非楽しんで頂きたいと思います。


個人的には、ラスベガス旅行の実質最終日にふさわしい、大満足の内容でした。

この後、まっすぐ帰るのが名残惜しくて、最後にベラージオの噴水ショーを見て帰りました。くしくもこの時のBGMはアメリカ国歌。左右にゆらゆら揺れる噴水は、さよならと手を振ってもらっているようで感慨深かったです。


楽しかったラスベガス旅行も、いよいよ終わりを迎えようとしております。夜が明けると、もう帰国の日・・・。寂しい限りですが、楽しい時間は有限だから価値があるんですよね。
もうしばらくお付き合いください。


ではまた。 

【2018年GW ラスベガス旅行(31)】7~8日目:帰国の日  に続く




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