【スーツケース修理】キャスターを応急処置して旅先で買い替え大作戦！！ ～完結編～

スーツケース、特にキャスター部分って、本当にすぐ壊れる印象ありませんか？

かく言う私も、GW中の長期旅行で使う予定だった85Lのスーツケースのキャスターが削れてまっすぐ転がらない状態になっていることを旅行前に発見し、焦りました。

色々考えた結果、とりあえず応急処置を施したうえで、現地で買い替える案を思いつきました。計画の一部始終はこちら。

www.mammoth-taro.com

今回は、応急処置＆旅先で買い替え大作戦の顛末についてご報告させて頂きます。

作戦のポイント

今回の作戦のポイントを整理すると、次のとおりです。

①古いスーツケースのキャスターに応急処置を施す
②ラスベガスのホテル到着まで、古いスーツケースを使う
③ラスベガスで新品のスーツケースを購入
④中身を新品のスーツケースに入れ替え、古いスーツケースはホテルで破棄してもらう
⑤新品のスーツケースで帰国
　※応急処置したスーツケースがまだ使えそうな場合は、無理して買い替えない

『①』は前回、実施済みですね。
実際に旅行に行ってみて思惑通り事が運んだのか、順に見ていきましょう。

自宅→成田空港→ラスベガスのホテルまでの移動

はっきり言って、ここが最大の難関です。

旅行出発日は、スーツケースのキャスターが目的地到着まで持ってくれるか、かなり心配でした。家から最寄り駅までの移動は、アスファルトの上を引いて歩かなくてはならず、この段階でキャスターが使い物にならなくなったら、後の移動がものすごく大変になります。空港で乱暴に扱われて破損することもあり得ます。

ここで改めて、応急処置直後のキャスターの状態を確認しておきましょう。

左が応急処置前、右が応急処置後です。
大きく片側が削れており、まともにまっすぐ転がらなかったキャスターが、靴底用の液状ゴムを塗り固めたことで、見た目上は見事に復活を遂げました。果たして、実際にアスファルトの上を移動しても大丈夫なのか？！

若干緊張しながら、家から駅までの道をガラガラと移動し始めました。
・・・おっ、意外と普通に動く！

タイヤを支える軸そのものが曲がっているからか、正直なところ、新品の頃と比べると稼働のスムーズさは劣りますが、移動に支障が出るような不便を感じない程度には転がってくれている感じです。

途中で異音がしたり、摩擦熱で変形して動かなくなったりと、あらゆるトラブルを想像し、内心不安だったのですが、全くの杞憂でした。あまりに普通に使えるため、拍子抜けしてしまいました。

長旅を経て、ラスベガスのホテルに到着したその日に撮影したキャスターの様子がこちらです。

タイヤを半周回して状態を確認しています。
液状ゴムの塗りムラの部分が多少ささくれてはいるものの、目立ったダメージは無さそうです。この様子なら、今回の旅はこのスーツケースでも乗り切れそうです！恐るべし、液状ゴム！！

『②ラスベガスのホテル到着まで、古いスーツケースを使う』は難なくクリアです。

スーツケース買い替えの検討

ディスカウントストア

スーツケースの無事は確認出来ましたが、良い商品が旅先で見つかれば、新品に乗り換える気満々の私は、ラスベガスのディスカウントストア、『Ross Dress for Less』にやってまいりました。

こんな感じで、ブランドもごちゃまぜの商品が、ジャンルごとに雑多に陳列されています。スーツケース売り場は3階です。

私が購入しようか最後まで悩んだのが、こちらの商品。

サムソナイトのソフトスーツケースです。デザインがシンプルで、私好みです。

お値段も値引き後が$89.99と、定価の半額以下。悪くなさそうです。

・・・ところが、散々迷った挙句、ここでの購入は見送りました。重さが約5.4㎏と、今のスーツケースより重くなってしまうのが、どうしても気になったからです。

サムソナイトのアウトレット

気を取り直して次に向かったのは、『Las Vegas South Premium Outlet』内のサムソナイトの店舗です。ここなら、もう少し新しい、より軽いものが見つかるかもしれません。

店員に一番軽いソフトケースはどれかと尋ねたところ、おすすめされたのはこちらの商品。

ただ、持った感じ、重さは以前チェックしていたものとそれほど変わりませんでした。

しかも$240は想定よりだいぶ高いかな。。。 

・・・などと迷っているうちに、結局現地で新品に買い替えることはしませんでした。
今使っているスーツケースがまだ暫く使えそうだという安心感が、どこか購買意欲の阻害要因になっていたかと思います。

結果、当初の計画から大きく変わり、こうなりました。
③ラスベガスで新品のスーツケースを購入
④中身を新品のスーツケースに入れ替え、古いスーツケースはホテルで破棄してもらう
⑤新品のスーツケースで帰国　→　『③’古いスーツケースで帰国』

まだ使えるものを、無理して買い替える必要はありません！何なら、修理して使って更に愛着が湧いてきた感じです。

ラスベガスからの帰国

旅行中の移動も、ラスベガスから帰国するその道中も、スーツケースはずっと引きずりっぱなしでしたが、特に機能的に問題を感じることはありませんでした。

家に帰ってから、早速キャスターの様子を確認してみると、、、

目立った損傷は無いことがわかります。よく見るとタイヤの端の部分が若干すり減っているようにも見えますが、まあ許容範囲でしょう。

今回、応急処置に使用した靴底用の液状ゴム、『セメダインシューズドクターＮ』は、ネットで1,000円もせず購入できます。プラスチックのヘラで上手に伸ばせば、作業も10分も掛かりません。この修理方法、本当にお勧めです。

セメダイン:シューズドクターNブラック BP 50ML hc-003

よーし、これならまたキャスターがダメになりかけても簡単に自分で修理できるし、今後も愛用のスーツケースを使い続けるぞ！！

そう思っていたのですが、実はこの話には、全く予想していなかった結末が待ち構えていました・・・・・。

・・・・・！？

スーツケース上部の持ち手部分が、見事に破損しています。

自宅に帰る途中、まさに電車から降りようと持ち手に力を入れた瞬間、何か『パキッ』という乾いた音がしたのは記憶しているのですが、まさかこの部分が壊れるとは。

何となく持ち手がぐらつくなと思い、家に着いてから触っていると、ボロボロとメッキ部分が崩れて、この有様です（涙）
まさに青天の霹靂。

・・・ということで結局、持ち手部分だけでもおとなしく修理に出そうと考えている、今日この頃です。


ではまた。

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