まんもす太郎のどうでもいい話

30代会社員が、ラスベガス観光の魅力と無駄な考察を綴ったブログ

【大会レポート②】北海道マラソン2018に出場しました(前編)

2018年8月26日に北海道・札幌で開催された『北海道マラソン2018』の体験記を、3回に渡ってお届けしたいと思います。

今から約1か月半前には、「完走」を第一目標に、あわよくば自己ベスト(4時間15分以内)を狙っていきたいと申しましたが、果たして狙い通りのレース展開になったかどうか。初心者ランナーの人生2回目のフルマラソン、今回は、スタートから20㎞地点までの模様をレポートいたします。

 

起床~スタートまで

一睡も出来ず会場入り・・・

当日の朝は5:40起床。・・・と言っても、ただベットから起き上がった時間が5:40だっただけです。興奮と緊張で、何と一睡も出来ませんでした。

しかし、何故か焦りはありませんでした。寝れなかったとは言えずっと横にはなっていたので、身体に疲れは感じません。これなら大丈夫そうです。

この日の朝食は、下記の通り。

・(昨日ブースでもらった)スポーツ餅1個
・( 〃 )クリームパン1個
・( 〃 )コエンザイムQ10 3粒
・おかゆお茶碗1杯
・焼き鮭1切れ
・卵焼き2切れ
・納豆小パック1個
・梅干し3個
・みそ汁1杯
・バナナ1/4

結構いっぱい食べました。私はタイムが遅いので、これくらいで丁度いいのです。

因みに、4時間以上走り続ける私は、走りながらもいっぱい食べます。
今回用意した補給食は、下記の通り。

・大塚製薬 ボディメンテゼリー(ヨーグルト風味)×1本
・ザバス ピットインジェル(ピーチ風味)×1本
・グリコ ワンセコンドCCD(クリアレモン)×1本
・ザバス ピットインジェル(栄養ドリンク風味)×1本
・アミノバイタル FOR ACTIVE ×3本
・アミノサウルス ×3本

上4つがエナジージェル(カロリーをコンパクトに凝縮した、超絶に甘いゼリー)で、下2つがアミノ酸のサプリです。アミノ酸は、レース終了後にも捕りたいため、多めに持っていきました。

朝食後はゆっくり支度をして、7:30頃にホテルを出発。荷物を預けてから木陰で休憩しながら、大塚製薬のボディメンテゼリーを飲みました。これだけ容器の体積が大きくウエストポーチに入りきらないため、早めの消費です。確かヨーグルト風味だったと思いますが、飲みやすい味ではなかったです。その分身体には良さそうな気がします。

 

スタート位置に整列

スタートは9:00からですが、トイレは長蛇の列で他にやることも無いため、スタート位置に向かいました。

 

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これがスタート位置(Eブロック)の景色です。この時で大体、8:15くらいだったと思います。大通公園の北側の道沿いに待機です。

8:20には、DJがゲストランナーやレース関連の情報を賑やかに紹介する放送が、大音量でスタート。GLAYが歌うオフィシャルソング『ロングラン』が流れ、ギターのTAKUROの応援メッセージが会場を温めます。

 

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スタート20分前の8:40、選手たちが立ち上がり、スタンバイを始めました。

 

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この時の気温は24度。都内に比べると非常に涼しいのですが、写真のように雲間から光が射しこむと、一気に暑く感じます。

 

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時刻は8:59。前方に小さく見えるテレビ塔のデジタル時計が秒刻みでカウントダウンを始めます。・・・さあいよいよスタートです。

 

今、スタートしました! 

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・・・が、私は後ろの方の組のため、これから徐々にスタート地点に流れ進む形になります。この時はまだ、早歩き状態です。

 

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スタートから遅れること約4分、ようやくスタート地点が見えてきました。
いよいよ、北海道マラソンがスタートいたします!

 

スタート地点~10㎞地点

市街地を爽やかに疾走

スタート直後は、札幌市街地を爽快に駆け抜けていきます。

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こちらはスタート直後の様子。沿道にはたくさんの方が応援に来てくれています。マラソンのこういうお祭りみたいな雰囲気、大好きです。

 

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街路樹を挟んで奥側で並走しているのは、ファンラン(12.1㎞)の参加者です。

 

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ニッカの看板が見えてきました。日本有数の歓楽街、すすきのを一気に駆け抜けます。レース後のお楽しみ、ジンギスカンもこの辺りで食す予定です。

 

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右手に公演の見えるこの辺りの道はうっすらと登りでした。まだまだスタート直後、体力も余裕があるため、写真も豊富です。

 

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途中、大きな橋も通過。こんなところにも応援の方が沢山いらっしゃいました。
橋を渡り切ってしばらく行くと、5㎞地点の看板が見えてきました。ここで早くも、アミノバイタルを1本補給。細い形状で、走りながらでも飲みやすいのがうれしいです。

ここまで、大体6'00/kmを切るペースで走ってます。今回は明らかな練習不足のため完走が第一目標の私は、序盤はペースを落として6'10〜20/kmで走る作戦でしたが、涼しくて走りやすくて、知らず知らずのうちにペースが上がっていました。

 

最初の給水所

5㎞地点を過ぎたあたりで、最初の給水所に差し掛かりました。北海道マラソンのポイントは、いかに水分をこまめに取り、且つ身体を冷やしながら走るかだと思っていたため、給水は重要です。
給水所に吸い込まれるように向かったところ、手前の方は異常なほどの渋滞。しまった、給水は奥の方から捕るのが鉄則だった!何とか渋滞を回避して走り続け、奥の方から水をゲットし給水出来ました。

この時驚いたのは、ボランティアの方は一体何人いるのかと思うほど、いつまでたっても沿道の給水が途切れないこと。従って、給水所が見えても、混んでいる手前側を走り抜け、人混みが減った頃合いを見て落ち着いて入れば、脚を止めることなく水を受け取ることが出来ます。自分が奥側だと思い入った所が、まだ中盤ぐらいの位置で、そこから水を3~4杯受け取れたこともありました。真夏のマラソンに、本当に有難いことです。

 

耳を澄ませば

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住宅地も疾走します。沿道には近隣住民と思われる方々が、元気に手を振って応援しています。ふと、応援の方々の会話が聞こえてきました。

「〇〇さん、見えたかい?」
「いやまだ。もうそろそろだな」
「そだね」

例のカーリング女子風のフレーズなんですが、より力の抜けたのどかな雰囲気にほっこり。何だか嬉しくなって、一人でニヤニヤしながら走りました。

 

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『創成トンネル』という長いトンネルも通過します。トンネルの中が人で埋め尽くされる何とも異常な光景に、思わず声が出てしまいました。「走行注意」の電光掲示板も、人が走ることは想定していなかったはずです。

このトンネルを抜けると、もうすぐ10㎞地点です。

 

10㎞~20㎞地点

ノリノリで快走

トンネルを抜けた先は、市街地が続きます。

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沿道にはまたもや大勢の方が。声援が気持ちいいです。
10㎞地点で、ジェルを補給しました。私は、一度に全部飲み干せないため、キャップの付いたタイプのジェルを愛飲しています。

スポーツウォッチでこれまでのラップを確認すると、平均して5'50/㎞を割るペース。繰り返しになりますが、想定よりオーバーペースです。

ただ、気持ちよく走れていることと、普段関東で走っているより気温が断然低くて走りやすかったので、「意外とこのまま行けるんじゃないか」と思ってしまいました。この判断が、後々大きな痛手となることを、この時のノリノリな私は知りません。

 

若干、膝痛い?

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道路を埋め尽くすランナーたち。みんなまだ足どりは軽いです。
私はこの時、何となく膝に痛みを感じていました。8月の終盤に慌てて練習したせいでしょうか。前のシーズンだったら絶対12~3㎞で膝に痛みなんて出なかったのに。。

 

気を紛らわすためと、疲れを貯めないよう、15km地点でアミノサウルス(アミノ酸サプリ)を補給。パイナップル味なのですが、若干モサモサしていて飲みづらいのと、開封時の口が大きくて、走りながら補給するとむせます。でも、こちらはアミノ酸の含有量が多いため、我慢して流し込みます。

 

気分良く、新川道へ

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16㎞地点で妙に身体が軽くなり、気分が良くなってきました。一度目のランナーズハイです。何だかこの辺り、私が住んでいる街と雰囲気が似ている気がします。のどかです。

 

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のどかと言えば、応援の方もどことなくリラックスムード。ゴザの上に椅子を置いて腰かければ、長時間の応援もへっちゃらです。それだけ腰を据えて応援頂けるということですよね。感謝です。
実際、初心者ランナーにとっては、沿道の方々からの声援が本当に励みになるんです。見知らぬ人とのハイタッチも密かな楽しみの一つであります。

この写真のあたりが大体17~18㎞地点くらいです。この先二回角を曲がると、後は地獄の一本道。

 

f:id:mammoth-taro:20180901180205j:plain一本目の曲がり角を過ぎたあたり。この辺りから徐々に歩き出す人も散見されました。

 

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はい来ました、地獄の入り口(笑)。ずいぶんのどかな地獄です。ここを曲がれば、後はずーっとただただ平坦な一本道。

 

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はい、これが道マラの風物詩、新川通です。この先は、どこまで行ってもこんな感じの絵です。写真結構いっぱい撮りましたが、面白みはゼロ(涙)。ここが北海道マラソンの名物スポットとなっております。日光も風も、遮るものが全くない、その日の天候によって表情を大きく変える、気まぐれおてんばコースであります。

初心者ランナーの私が、この過酷なコースを無事乗り越えることが出来たのか?!ここからがマラソンの面白いところです。初心者目線で、この先一帯どんなドラマが待ち受けているか、その模様は次回お伝え致します。

 

ではまた。

 


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