まんもす太郎のどうでもいい話

30代会社員が、ラスベガス観光の魅力と無駄な考察を綴ったブログ

札幌にある人気ジンギスカン屋、『いただきます。』に行ってきました

今回ご紹介する北海道グルメは、すすきのにある有名なジンギスカン『いただきます。』です。

ジンギスカンと言えば間違いなく、観光客が選ぶ北海道グルメトップスリーに入るでしょう。その中でも、特に某グルメサイトで評価が高かったのがこちらのお店でした。北海道以外でも美味しいジンギスカンは食べてきましたが、本場のお肉はどのくらい美味しいのか。楽しみです。

 

 

いただきます。ってどんなお店?

ジンギスカンの超有名店です。ジンギスカンとはご存知の通り、ヒツジの肉と野菜を専用の鉄板(鍋?)で焼く、焼き肉のこと。更に、下味無し或いは提供前に軽く味付けした「生ラム」を焼くスタイルと、しっかりタレに付け込まれた「タレ付き肉」を焼くスタイルの、大きく2種類に分かれます。
今回訪れた『いただきます。』は、前者のタイプです。しかも特筆すべきは、通常の店舗が海外からの輸入肉を扱う中、こちらは直営牧場で育った『道産』のヒツジを提供してくれます。サフォークという種類のヒツジだそうです。これは、味の違いが気になりますね!

店舗情報

営業時間: 月~土 11:30 - 3:00 (L.O. 2:30)
      日・祝 11:30 - 23:00 (L.O. 22:30)
定休日 : 無休
住 所 : 札幌市中央区南5条西5丁目一番地6
電話番号: 050-5868-1213

 

行き方

地図はこちら。

すすきの駅から200mくらいしか離れていない、賑やかな通りにあります。

 

実際に行ってみました

行ってみたら、大行列でした!

私が訪れたのは、北海道マラソン本番の日の夕方、18時少し前。日がまだ完全に落ちきっていないくらいの時間帯でした。ちょっと前まで、知り合い数名とプチ打ち上げで盛り上がっていた間も、殆どご飯を口にしなかった私。この時にかけておりました!!
・・・まあ、その前にホットケーキ食べてお腹いっぱいだった、というのが正直なところですが(笑)

www.mammoth-taro.com


お店の前に到着すると、何やら人だかりが。まさかとは思いますが、全員待っている人!?
嫌な予感がしながら、店内の順番待ちのボードに名前を記入し、待っている組数を見たのですが、数える気が失せました。なんと、順番待ちの客が2ページに渡りぎっしり(涙)。ここまでくると、どれだけ待つか検討も付きません。

都内のお店だと、横に携帯番号を書く欄があり、順番が来たら電話で知らせてくれるパターンが多いのですが、こちらはそう言った生易しいことはしてくれません。ただ、心を落ち着けて待てということです。

店の中にウェイティングスペースがあるわけでも、外にベンチがあるわけでもありません。屋根の無い、野ざらしのスペースがあるだけです。たまに店員が外に来て名前を呼ぶのですが、そのタイミングでその場に居なければ、問答無用で名前を消される、なかなかドSなシステムです。

正直ここまでくると、意地でも食べてみたいと思いました。東大寺の仁王像よろしく店の外に立ち続ける私。フルマラソン完走から5時間近く経過しているとは言え、満身創痍には違いありません。ただ不思議なことに、道産生ラムへの期待から変なアドレナリンが出ていたのか、疲れなど全く感じていませんでした。
ただただ待ちます。そして、そうしている間にも、どんどん順番待ちの人は増えていきます。

程なくして、ぽつぽつと小雨が降ってきました。すっかり日も暮れ、肌寒さを感じます。私は相変わらず店の外です。雨を遮るところなどどこにもありません。
傘は持ってませんでしたが、出掛ける前に咄嗟に上着を持ってきておいて正解でした。無ければ風邪をひいていたでしょう。
私も通常のテンションなら、並び続けることを断念していたかもしれませんが、もはや完全にストイックモードに入っていました。途中でギブアップなどあり得ません。


・・・そうして待つこと約1時間30分、時刻は7時半を過ぎようかという頃、ようやく店員に名前を呼ばれました。・・・が、これは私がちゃんと待っているかを確認するため。やっと「入店資格」を得たわけです。そこから更に15分くらい待って、やっと店内に入ることが出来ました。
因みに、お店の外観はこんな感じ。すっかり夜になってしまいました。

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すみません、ようやく食レポできます(笑)

 

注文

今回はおひとり様。カウンターに通されました。
まずは待望の、生ビール(500円)を注文。
 
お肉をじっくり選びます。メニューはこちら。

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※公式HPより

 

さすが道産のラム肉、軒並み一皿1,790円越えと、結構強気なお値段です。それだけ道産のお肉は希少価値が高く、且つ飼育が大変ということなのでしょう。
そんな中で異彩を放つのが、主役の「ジンギスカン」。なんと、980円です!!こんなサービス価格で提供して大丈夫なのでしょうか。
中には、ヒツジのレバーという大変珍しいメニューもあったのですが、他の方が注文したところ、「売り切れです」との店員の回答。う~ん、ちょっと残念。。。

最終的に、定番の「ジンギスカン」、お店のお勧め「肩ロース」、ライスの中を注文しました。とりあえず胃袋の様子を見つつ、でもお店のエース級は押さえる、攻守のバランスが取れた注文です。

道産の生ラムの実力とは!?

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・ビール          500円
・ポテトサラダ(お通し)  330円

まずはビールで自分自身の労をねぎらいます。胃に炭酸の刺激が心地よいです。

因みに、奥に見えているのはジンギスカン用の鉄板。こちらでは鉄板をカウンターの奥に置いてくれているので、テーブルが広く使えるのは嬉しいところ。

程なくして、お肉の登場です。

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・ジンギスカン   980円

 

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・肩ロース   1,790円


見てください、このお肉の色艶!!こんなきれいな色のラム肉、なかなかお目にかかれません。しかも相当な肉厚です!!これは期待が高まります。

まずは、ジンギスカンから焼いていきましょう。

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『ジンギスカン』はお店の看板メニューで、ラム肉の盛り合わせになっているようです。ホームページでは、モモ、ウデ、バラ、スネなどが入っているようです。
何の部位かは分かりませんが、見た目で、脂身の多い部分と少ない部分を焼いてみました。


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こんな風に、席には調味料が置いてあります。折角なので、最初はそれぞれ塩コショウで頂いてみることにしました。


まずは脂身の少ない方から、店主にお勧め通りミディアムレアくらいの焼き加減で食べてみます。
おお!これが道産のラムですか!!
かなり弾力があります。普通の鶏と宮崎地鶏の差くらい、個性を感じます。正直なところ、もっと柔らかいお肉を想像していたため、少々面食らってしまいました。臭みがない代わりに、たんぱくで筋肉質な印象です。

次は、脂身の多い部位をぱくり。
うん、こちらはさっきのより柔らかいです。でもやっぱり他で食べた生ラムと比較すると、肉質は固めです。味も締まった感じというか、たんぱくな印象。


続いては、肩ロースを頂きます。

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鍋の中心で焼き上げるのを、一人静かに待ちます。

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こんな感じで、表面はしっかり焼き、中はレアの状態でいただきます。
ん?!ちょっとまだ早かったかな。中の方が冷たくてレア感が強い。サイドからも焼いた方がベターだったかもしれません。

肩ロースは、ジンギスカンより肉厚な分、更に弾力をしっかり味わうことができます。しかも、ちょっと筋張った部分があり噛み切るのが難しい、ワイルドな印象のお肉です。

次は、中心にレアな部分は残しつつ、もう少し長めに焼いてみました。
今度は焼き加減はちょうどいいです。ただ、しっかり焼いたことで更に肉が締まり、筋っぽさも際立ちます。焼き方が悪いのかな・・・。

 

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野菜の上でじっくり肉に火を通す「蒸し焼き」も試してみましたが、やはり柔らかく食べることは出来ず、これはこのお肉の個性なんだなと悟りました。

2皿食べた時点で、まだお腹には余裕がありましたが、お会計を済ませ店を後にしました。お通し、生ビール、ジンギスカン、肩ロース、ご飯(中)で、4,200円ほどでした。ご馳走さまでした。

 

所感

道産のサフォークは、臭みが全く無いのはもちろんのこと、その弾力に大きな特徴があると思いました。普段、他のジンギスカンを食べ慣れている方が「嗜好品を食べたい」というスタンスで行かれると、満足度が高いと思います。
今回は食べられませんでしたが、レバー等のホルモンを扱っているなど、やはり試してみる価値は十分にあるお店だと思います。

ただ、私は個人的には、柔らかいお肉が好きなので、神戸・三宮で食べたジンギスカンの方が、安くて圧倒的に美味しく感じました。
小雨が降り肌寒い中、1時間45分待って食べたため、期待値が高すぎたことも多分に影響していそうですが、期待していたほどの強烈な感動は無かったというのが正直な感想です。

 

今回は、人気のジンギスカン屋『いただきます。』をご紹介致しました。
若干辛口のコメントもあったかと思いますが、唯一無二な個性があるのは間違いないので、普通のジンギスカンに飽きた方は是非、サフォークの個性を体感しに行ってみてください。

 

ではまた。

 


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